糖尿病(五臓代謝平衡法③)インシュリン抵抗性

糖尿病五臓代謝平衡法

西洋医学でいうインシュリン抵抗性とは、エネルギーとして利用した以外の糖を保存する、
骨格筋、脂肪組織、肝臓などでグリコーゲンとして貯蔵できず、血糖値を安定させること
が出来ない、インシュリン作用の効率低下状態です。

正常な人は空腹時の血糖値110mg/dl以下、血中のインシュリン分泌は5μU/mlぐらいです。
インシュリン抵抗性になると空腹時血糖140mg/dl以上、インシュリン分泌15μU/ml以上です。

原因は長年のカロリー過剰摂取による遊離脂肪酸(中性脂肪)の過度な蓄積と考えられて
います。膵臓で分泌されたインシュリンが血液にのり標的臓器に入り込もうとする時、
その扉を開けさせない物質が発生してしまいます。西洋医学ではインシュリンの投与量を
増量していきます。

摂取カロリーを減らすことが大事ですが、この時、問題になるのが、セレン・亜鉛・クロム
などの代謝に必要な微量ミネラル不足になることです。

これらのミネラルは糖の代謝に深く関与するだけでなく血管をボロボロにしてしまう
活性酸素を抑制する作用があります。

合併症予防としてよく使用される生薬にこのミネラルがバランスよく含まれているのは
単なる偶然ではなさそうです。

歴史ある中医学が、現代の医学の進歩によってその効果を実証されることが増えてきました。

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