悩みに寄り添える薬局でありたい

あなたの悩み一緒に考えていきましょう。中医学は最終的には哲学のバックアップが必要です。

中医学

無形の目に見えないものに思いめぐらす中医学

店舗外観
店舗
店舗内観
店内の様子

中医学を説明する時どうしても無形のものを、頭の中で想像して理解していただくしかないことが
多くあります。精・気・神などは特に混乱すると思います。また西洋医学的に考えると、
より複雑になってしまいます。よく精を油、気を火、神を明るさなどに比喩しますが、
こんな簡単ではないことが解るようになります。

心の中に沸き返る感情をうまく言葉に表現できないことがよくありますが、それに似た面が
あります。素問陰陽応象大論のなかに次のような言葉が何となくわかるようになると中医学が
面白くなってきます。

「黄帝曰く。陰陽なるものは、天地の道なり、万物の綱紀、変化の父母、生殺の本始、神明の
府なり必ず本に求む。・・・・・・・・・・・」

神明:変化の測りがたいさまを「神」といい、変化の結果、事物が現れて形をとることを
「明」という。万物の形象を顕現させる巨大な働きを「神明」と称する。

中医学に使用する生薬

漢方エキス製剤
漢方生薬

中医学のことを全く知らない人がテレビに出たり、週刊誌に記事を書く本来の学問が間違った方向へいっていまうのが残念です。

学生時代生薬の主成分をよく覚えたものです。漢方の処方を構成している単味の生薬をみる。
これは中医学や漢方ではなく生薬学で方向性は西洋医学です。中医学は「証」(現段階において
疾病を総合的に認識したもの)この証に対して生薬を組み立てていくのが中医学や漢方です。
基本となる処方に現代薬理学の成果を考え、生薬を追加していくことは現代の中医学でも
盛んに行われています。あくまでも望・聞・問・切の四診によって処方を考えていくことが
中医学の基本です。