左側の写真、蕁麻疹とわかるでしょうか。
日本では消風散がよく使われます。右側がこの患者さんにたいする処方です。
慢性化してくると難治な皮膚病になります。最近はコリン性蕁麻疹が問題になっているようです。
ここで言いたいのは蕁麻疹でも、原因、相談者の体質など詳しく弁別しないと治療薬は
きまらないということを説明しました。
西洋医学の分類でも下記のように分類されています。
簡単な皮膚疾患ではありません。最近は精神的環境が影響しているものが多くなっている
ようです。
- ❶:尋常性蕁麻疹
- ❷:皮膚描記症(人工蕁麻疹)
- 皮膚表面を手で掻くと索状膨疹を生じる。
- ❸:血管神経性浮腫(急性限局性皮膚浮腫)
- 口唇と眼瞼に好発する。
- ❹:日光性蕁麻疹
- 日光の照射により生じる
- ❺:寒冷蕁麻疹
- ❻:熱蕁麻疹
- ❼:コリン性蕁麻疹
- 運動・緊張・イライラなど、よく汗を伴う。
- ❽:食事性蕁麻疹
- ❾:色素性蕁麻疹
中医学では風寒・風熱・胃腸湿熱・血熱・表虚・気血両虚・衝任不調・心脾両虚などに
分けて弁別します。
2年以上悩まれていたものを1週間ほどで治癒しようとしてもとてもむりなご相談です。
コメント