よく足がつるという人に病院などでよく芍薬甘草湯が処方されます。
足がつるという症状を中医学的にみると「肝血虚」です。
肝血虚では握力なども弱くなります。
よくクシャミをする人がいます。
中医学では、外邪に対する腎陽の防御力です。
腎陽が不足していると、クシャミが出ないですぐ風邪をひいてしまいます。
手足が氷のように冷たい人がいます。
これを厥(血)と言って心臓の働きの弱いひとです。
よく咳こむ人。
これは肺寒を振るいだす働き、すぐ病理は変化しますが
肺気虚を基本にもっている人です。
乗り物などに酔いやすく、吐き気して戻す人。
胃気は降をもって正常な状態です。これが上逆してしまう人で
胃腸関係が弱い人です。(脾から胃に影響の出る人もいます。)
こまかな動作にも中医学的に考えると意味があるものです。
上にかいたものがすべてとはいえません。
五臓はすべてが連携しているので、どの臓腑が根本原因か
それを考えていくのが中医学の弁証論治です。
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