精神疾患

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煩わしさ

年とともに煩わしさを感じることが多くなってきます。 若いころはつまらないことにかなり反発する性格でしたが、「あなたの好きなようにやってください。」というように変わってきました。 「煩わしい」、中国語でいうと「麻煩」 「血」の不足を「麻』とい...
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精神も静かで潔(清)らかな場所に落ち着く

精神疾患について、中医学的に考えてみます。 素問「湯液醪醴論」 「・・・・・・精神進まず、志意治まらず。故に病癒ゆべからず。今、精壊れ、神去り 営衛 復た収むべからず。 何となれば、嗜欲、窮まりなくして、憂患止まず。精気弛緩し、営泣(しぶ)...
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心の病はなぜ起きるのか 森田理論の原理

「こころの病に挑んだ知の巨人」 山竹伸二 著 日本を代表する精神科医の解説書です。本来なら理解し難いものを解りやすく解説しています。この中の森田正馬について引用しました。 「神経質」:普通の人にも起こる感覚、気分に対して過度の執着を示し、誤...
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異常の構造 木村敏 「合理性の根拠」

合理性はいかなる論理でもって、非合理を排除するのであるか。次に、合理性の枠内にある「正常者」の社会は、いかなる正当性によって非合理の「異常者」の存在をこばみうるのか。 通常、精神異常者を「非合理」とみている「合理」は相互交換性ではなくて、絶...
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癲病(てんびょう)・狂病(きょうびょう)

西洋医学では中枢神経系の脳・脊髄の病、特に精神異常にはニューロンの神経伝達物質を中心に考えることが主流になっています。 中医学では「神明は脳に蔵され心より発す」「頭は神明の府」「心は君主の官、神明出ず」という言葉があり、神明(精神・意識・思...
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甲状腺異常と情志内傷

私の住む地域には甲状腺異常の方が多く、その専門医は患者さんがいっぱいで受診するにも一日がかりのようです。 昔から土地風土に関係深く、中医学では水土不和(すいどふわ)といわれていました。 中医学では癭病(ようびょう)に包括されています。 最近...