糖尿病五臓代謝平衡法

糖尿病五臓代謝平衡法

「うつ」は第四の糖尿病合併症」

血糖値スパイクとは血糖値がスパイク状に変化すること。通常の血糖値の検査、ヘモグロビンA1c,空腹時血糖だけでは血糖値が時間で変化している実態はわかりません。 なかには食後の血糖値と15分後、30分後に急激に血糖値が下がり60mg/dlの差の...
糖尿病五臓代謝平衡法

中医学で考える膵臓

糖尿病を中医学で考える時、やはりインスリン・グルカゴンを分泌している膵臓が重要な臓器になると思いますが、膵臓にかんしては、あまり詳しい説明を聞いた記憶がありません。 「医学衷中参西録」の“治消渇方”の滋膵飲にこんな記述がありました。 ・・・...
糖尿病五臓代謝平衡法

陰虚治療の中心は脾陰を補う

津液・血・精 中医学の概念で言うところの「陰虚」は単純にいうと津液・血・精が不足する証候群です。 津液・血・精に関しては中医学の勉強を始めるにあたり、最初に通る関門ですが、正確に理解している人が少ないのが現状です。 津液⇔血⇔精 上の図のよ...
糖尿病五臓代謝平衡法

糖尿病(五臓代謝平衡法③)インシュリン抵抗性②

前回、糖代謝をあげるのに微量ミネラルが深く関与していることを説明しました。 糖代謝をあげるには中医学でいう健脾作用をあげ、摂取カロリーを控える必要が重要となります。 糖尿病では中医学でいうと脾の運化作用が追いつかず、余剰になった不生産物が身...
糖尿病五臓代謝平衡法

糖尿病(五臓代謝平衡法③)インシュリン抵抗性

西洋医学でいうインシュリン抵抗性とは、エネルギーとして利用した以外の糖を保存する、骨格筋、脂肪組織、肝臓などでグリコーゲンとして貯蔵できず、血糖値を安定させることが出来ない、インシュリン作用の効率低下状態です。 正常な人は空腹時の血糖値11...
糖尿病五臓代謝平衡法

糖尿病五臓代謝平衡法② 現代薬理研究

漢方薬の糖尿病に関する薬理研究がさかんになってきました。いくつかご紹介します。 ❶:膵臓β細胞の再生と修復、機能改善  黄連・黄柏・麦門冬などの生薬とその方剤など ❷:インスリン分泌の促進と活性化  五味子とその方剤 ❸:グリコーゲンの分解...
糖尿病五臓代謝平衡法

「補益から瀉法」

経済の成長に伴い中国でも急速に糖尿病が増え深刻な問題になっています。中医学治療に関して、日本ではいままでは、上焦(肺)中焦(脾胃)、下焦(腎)に分けての三焦弁証が中心でした。 近年研究が進み、新しい中医理論が発表されるようになりました。三焦...