中医学

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冷えが原因の首の痛み

黄帝内経・上古天真論よりみた「六七(42歳)三陽脈衰竭於上、面焦,髪鬣始白。」(42歳になると、三つの陽経の脈はすべて衰えてしまいます。それゆえ顔面はまったくやつれ、頭髪もまた白くなります。)たったこの一行に深い意味があることが解りました。...
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睡眠不足(熟睡した睡眠がとれない)

西洋医学から考える睡眠の法則と中医学の考えがあまりにも似かよって共通性があるので、あらためて中医学のすばらしさを新たにすることができました。 「子午流中」は鍼灸取穴法に関する学説のひとつだそうですが「子」は陽の始まり、「午」は陰の始まり、一...
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喘息≒哮喘  漢方で西洋薬から離脱を目指す 

「およそ哮は声響を以って名づけ、喘は気を以って言う。それ喘息し喉中鶏声の如きなる者、之を喉といい、気促し喉中連続して以って息する能わざる者、之を喘という。」医学正伝 中医学ではゼイゼイ音をたてて息することを「哮」といい、肩を上下して呼吸する...
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咽喉部から食道への違和感

咽喉部から食道への違和感を感じる人が増えています。中医学では梅核気(ばいかくき)・咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)といいます。この症状には身体面からと精神面からと両面から考えなければなりません。 まず身体から見てみます。胃には「降濁を主る」と...
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  めまいと中医学

めまいのご相談は女性がとても多いです。西洋医学では中枢性めまいと末梢性めまいに分けて考えるようです。                  中枢性めまい中枢性は脳・小脳の梗塞、出血などによるもので、CTやMRIの診断がつき、早期に脳外科の治療が...
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辛温解表薬と辛涼解表薬

風邪やアレルギー性鼻炎に漢方薬を処方する時、注意することがあります。 病邪が体表にある時は「その表にあるものは汗してこれを発す」つまり汗をだして治療するわけです。 辛温解表薬(体を温めて発汗させる)と辛涼解表薬(冷やしながら発汗させる)この...
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東洋医学の力を知れ

数年前、西部邁のゼミナールという番組で東洋医学が紹介されていました。 自由診療で東洋医学治療をしている川田靖子医師との対談です。 西部邁が中医学でいうところの「厥冷」で全身に紅斑がでる疾患を治療してもらい東洋医学のすばらしさを知ったようです...
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生命の基礎になる腎

西洋医学では「腎」は中医学で考えられるほど広範な働きはないようです。(性機能や生殖能力、ホルモン分泌、耳鳴り、難聴など) 腎に蓄えられている「腎精」を「気」=エナルギーに変えることを「煉精化気」というようです。 「腎」がなぜ重要なのか、「心...
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気になる下肢(足)の浮腫(むくみ)

浮腫(むくみ)の相談は主に下肢の場合が多いので、下半身の浮腫(むくみ)について考えてみたいと思います。 ❶:水湿困脾  住居の影響がかなりあります。昔水田だった所や河川敷の後などに造成され  住宅地になった所に長年居住している。また仕事が常...
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中医学勉強会(精・精気・精血・精血同源)

中医学を勉強したいという方が数人いらして勉強会をはじめました。(現在は休講中です。皆さん仕事をもっておられ、時間の調整がうまくいかないことや一度休んでしまうと次のとき他の方と歩調が合わなくなってしまいます。一番の原因は自分の講義に魅力がなか...