糖尿病五臓代謝平衡法 糖尿病(五臓代謝平衡法③)インシュリン抵抗性 西洋医学でいうインシュリン抵抗性とは、エネルギーとして利用した以外の糖を保存する、骨格筋、脂肪組織、肝臓などでグリコーゲンとして貯蔵できず、血糖値を安定させることが出来ない、インシュリン作用の効率低下状態です。 正常な人は空腹時の血糖値11... 2020.10.26 糖尿病五臓代謝平衡法
皮膚疾患 ·中医学で考える皮膚の養生 中医学では皮膚のことを玄府(げんぷ)といいます。また気門、鬼門ともいいます。 「玄」は深奧、深遠、玄妙などの意味があります。玄妙は辞書でみると奥深い道理などとでています。「府」は空の意味。なので皮膚は「玄妙なる空」と考えられ、なにか難しい意... 2020.10.25 皮膚疾患
読書(自分の心に残った名言) 漱石「彼岸過迄」にみられる脳中の元神と心中の識神 漱石の作品にはまるで精神分析医が思考しているような箇所がよくみられます。 僕の頭(ヘッド)は僕の胸(ハート)を抑えるためにできていた。行動の結果からみて、甚(はなはだ)しい悔いを遺(のこ)さない過去を顧みるとこれが人間の常体かとも思う。けれ... 2020.10.23 読書(自分の心に残った名言)
糖尿病五臓代謝平衡法 糖尿病五臓代謝平衡法② 現代薬理研究 漢方薬の糖尿病に関する薬理研究がさかんになってきました。いくつかご紹介します。 ❶:膵臓β細胞の再生と修復、機能改善 黄連・黄柏・麦門冬などの生薬とその方剤など ❷:インスリン分泌の促進と活性化 五味子とその方剤 ❸:グリコーゲンの分解... 2020.10.20 糖尿病五臓代謝平衡法
皮膚疾患 掌蹠膿疱症 よく相談を受ける皮膚疾患に掌蹠膿疱症があります。写真はかなり症状が良くなったときです。最初、ご相談に見えたときはもっと紅斑が強く膿疱もありました。薬を飲み始めて一ヶ月ほどでだいぶおさまっています。 この皮膚疾患はウミが溜まった無菌性の膿疱と... 2020.10.20 皮膚疾患
皮膚疾患 尋常性乾癬 とにかく難治な疾患です。原因が不明です。完治は難しいとされ、症状の緩和に重点がおかれます。銀白色のかさぶたをむりやり剥がすと、点状の出血がみられます。(アウスピッツ現象) 西洋医学では、ひどい状態になると免疫抑制剤なども使用しますが体力消耗... 2020.10.19 皮膚疾患
中医学 中風(卒中) 脳充血と脳貧血 脳卒中で倒れる人が私の周りでも多くいます。やはり予防が一番ですが突然だったのでまったく気にしていなかったという方がほとんどです。 必ず「なにか変わった自覚症状はなかったですか」と質問していますが、無かったと答える人がほとんどです。 中風(卒... 2020.10.16 中医学
中医学 中医学で考える脳梗塞の予防 西洋医学の脳梗塞の予防はもっぱら血小板の凝固抑制により血流のスムーズな流れを確保すること。また高血圧による血管にかかる圧力を抑え血管を保護しようという考えです。 血圧の基準値が医師によって違います。血圧の下げすぎは血液の自救作用をなくしてし... 2020.10.15 中医学
精神疾患 異常の構造 木村敏 「合理性の根拠」 合理性はいかなる論理でもって、非合理を排除するのであるか。次に、合理性の枠内にある「正常者」の社会は、いかなる正当性によって非合理の「異常者」の存在をこばみうるのか。 通常、精神異常者を「非合理」とみている「合理」は相互交換性ではなくて、絶... 2020.10.14 精神疾患
読書(自分の心に残った名言) 正岡子規 人生の言葉 復本一郎著 岩波新書 俳句の善し悪しはまったくわからないのですがこの本に書かれている友人、もしくは弟子に対する励ましの言葉がすばらしいです。これの言葉自体が子規の目標でもあった。病床にあり、苦辛に耐えながら自分の仕事を貫き、さらに悩めるものに対する助言もしくは叱... 2020.10.13 読書(自分の心に残った名言)