中医学 胃部の不快感で六君子湯がよく処方されますが、ストレスがあれば加減したい。 季候の変化が極端に変わり体調を崩す方が多く、胃部の不快感などあると医院などで六君子湯がよく処方されています。 もちろん問題はないのですが、ちょっと加減してもらうとより効果があがります。 胃腸の不調を訴える方はストレスに弱い人が多いのですが木... 2020.12.14 中医学
中医学 腰痛によく使う処方です。 「腰背痛を治す、独活寄生湯、それ腰背痛は皆なお腎気虚して、冷湿地に臥し風にあたり得るところなり。 速やかに治すこと時ならざれば、しばしば脚膝に流入し、偏枯冷痹にて緩弱し、あるいは腰痛し攣脚して重痹となる、宜しく急ぎこの方を服すべし。『備急千... 2020.12.12 中医学腰痛・神経痛・膝痛
精神疾患 煩わしさ 年とともに煩わしさを感じることが多くなってきます。 若いころはつまらないことにかなり反発する性格でしたが、「あなたの好きなようにやってください。」というように変わってきました。 「煩わしい」、中国語でいうと「麻煩」 「血」の不足を「麻』とい... 2020.12.09 精神疾患
中医学 陽気の成長 易経と中医学は関係が深いようです。中医師がよく読んでいるのを見かけます。またある年齢になると易経を勉強したくなる人が多いようです。 人間が成長していく過程での困難をあらわしているのが、水雷屯(すいらいちゅん)の卦です。(䷂) 陽気が初めて発... 2020.12.02 中医学
読書(自分の心に残った名言) 成熟のとらえ方 成熟は穀物が実るとか物事を成し遂げるという意味があるようですが人間には善悪の成熟があるようです。普段は善的の成熟に使用しているようです。 「人々が学んでいる四書五経は、孔子、孟子が説いた教えを記したものである。それなのに善の善なる境地に達す... 2020.12.01 読書(自分の心に残った名言)
肝の病理 肝の病理 疏肝の薬対 柴胡ー芍薬 小柴胡湯の加減方については別の分類を行います。 「肝」・「胆」が表裏の関係にあるということで、少陽経(手少陽三焦・足少陽胆経)の病理に「肝」の異常が出るため、「肝胆」として考えています。 肝の生理もいろいろありますが、今回は精神疾患にかんす... 2020.11.29 肝の病理
読書(自分の心に残った名言) 懐かしき北国の街 札幌、旭川とコロナで大変な状況ですが何とか早く落ち着いてほしいです。 就職し最初に配属されたのが札幌支店でした。同僚もすでに退職していますが、大学時代・札幌勤務時代が一番思い出深い時代です。いまでも「北国」という言葉が好きです。 石川啄木 ... 2020.11.26 読書(自分の心に残った名言)
精神疾患 精神も静かで潔(清)らかな場所に落ち着く 精神疾患について、中医学的に考えてみます。 素問「湯液醪醴論」 「・・・・・・精神進まず、志意治まらず。故に病癒ゆべからず。今、精壊れ、神去り 営衛 復た収むべからず。 何となれば、嗜欲、窮まりなくして、憂患止まず。精気弛緩し、営泣(しぶ)... 2020.11.25 精神疾患
アトピー性皮膚炎 心脾顆粒(帰脾湯)「医方集解からみるアトピー性皮膚炎への応用」 今回は少し長くなりそうです。 現代人は「憂」が関係深く、肺に関係する疾患が増えています。(憂傷肺) 肺に関しては、肺の気虚では補中益気湯、肺の陽虚では人参湯など、五行の母子関係でいう肺の母にあたる脾の処方をよく使用します。 なかでも心脾顆粒... 2020.11.20 アトピー性皮膚炎皮膚疾患
読書(自分の心に残った名言) 中医学と哲学 ユーチューブで北京中医薬大学の曲黎敏教授の講義を無料でみることができます。2012年に発刊された「生命沈思録」を部分的に解説されています。 長く中医学の勉強をしてきましたが、これほど興味ある講義を聞いたことはなかったです。先生の講義では哲学... 2020.11.17 読書(自分の心に残った名言)