デー君

中医学

冷えが原因の首の痛み

黄帝内経・上古天真論よりみた「六七(42歳)三陽脈衰竭於上、面焦,髪鬣始白。」(42歳になると、三つの陽経の脈はすべて衰えてしまいます。それゆえ顔面はまったくやつれ、頭髪もまた白くなります。)たったこの一行に深い意味があることが解りました。...
中医学

睡眠不足(熟睡した睡眠がとれない)

西洋医学から考える睡眠の法則と中医学の考えがあまりにも似かよって共通性があるので、あらためて中医学のすばらしさを新たにすることができました。 「子午流中」は鍼灸取穴法に関する学説のひとつだそうですが「子」は陽の始まり、「午」は陰の始まり、一...
糖尿病五臓代謝平衡法

「うつ」は第四の糖尿病合併症」

血糖値スパイクとは血糖値がスパイク状に変化すること。通常の血糖値の検査、ヘモグロビンA1c,空腹時血糖だけでは血糖値が時間で変化している実態はわかりません。 なかには食後の血糖値と15分後、30分後に急激に血糖値が下がり60mg/dlの差の...
糖尿病五臓代謝平衡法

中医学で考える膵臓

糖尿病を中医学で考える時、やはりインスリン・グルカゴンを分泌している膵臓が重要な臓器になると思いますが、膵臓にかんしては、あまり詳しい説明を聞いた記憶がありません。 「医学衷中参西録」の“治消渇方”の滋膵飲にこんな記述がありました。 ・・・...
アトピー性皮膚炎

アレルギーにおよぼす中薬の影響

アトピー性皮膚炎に免疫抑制剤などの新薬が使用されるようになっています。当然いままでの治療で効果が期待できなく、患者さんが迷ったすえのことは解ります。薬局などに相談されても責任を負うことは不可能です。当店では薬品の能書はお渡ししてよく読んでい...
中医学

喘息≒哮喘  漢方で西洋薬から離脱を目指す 

「およそ哮は声響を以って名づけ、喘は気を以って言う。それ喘息し喉中鶏声の如きなる者、之を喉といい、気促し喉中連続して以って息する能わざる者、之を喘という。」医学正伝 中医学ではゼイゼイ音をたてて息することを「哮」といい、肩を上下して呼吸する...
中医学

咽喉部から食道への違和感

咽喉部から食道への違和感を感じる人が増えています。中医学では梅核気(ばいかくき)・咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)といいます。この症状には身体面からと精神面からと両面から考えなければなりません。 まず身体から見てみます。胃には「降濁を主る」と...
中医学

  めまいと中医学

めまいのご相談は女性がとても多いです。西洋医学では中枢性めまいと末梢性めまいに分けて考えるようです。                  中枢性めまい中枢性は脳・小脳の梗塞、出血などによるもので、CTやMRIの診断がつき、早期に脳外科の治療が...
中医学

辛温解表薬と辛涼解表薬

風邪やアレルギー性鼻炎に漢方薬を処方する時、注意することがあります。 病邪が体表にある時は「その表にあるものは汗してこれを発す」つまり汗をだして治療するわけです。 辛温解表薬(体を温めて発汗させる)と辛涼解表薬(冷やしながら発汗させる)この...
読書(自分の心に残った名言)

健康について 「人生論ノート」三木清

現在は医療機器などの進歩によって数値で健康であるか不健康であるかを客観的に決定される時代ですが何か違っているように感じています。 病因の検査で必要以上に心配してしまい、強迫観念の恐怖症になってしまう方が少なからずいます。 三木清の「健康につ...