確かに歴史に残るような本は為になることを言っています。
次の文は、福沢諭吉の「学問のすすめ」を引用です。
心事のみ遠大にして、事実の働きなきもまたはなはだ不都合なるものなり。
心事高大にして働き乏しき者は、常に不平を抱かざるを得ず。世間のありさまを通覧して仕事を求めるに当たり、己が手に叶う事は
悉皆(しっかい)己れが心事より以下の事なれば、これに従事するを好まず。さりとて己が心事を逞しうせんとするには、実の働きに乏しくして、
事にあたるべからず。ここにおいてか、その罪を己に責めずして、他を咎め、あるいは「時に遭わず」
といひ、あるいは「天命至らず」といひ、あたかも天地の間になすべき仕事なきものの
ごとく思い込み、ただ退きてひそかに煩悶するのみ。・・・・・・・・・」
時代が変わっても若者の悩みは変わりません。
いまの若い人はこんな風に考えているんだろうなと見える人がたくさんいます。
本当に真面目で、明るい若者がいっぱいいます。
だれもが悩み苦しんで来た道だと思い、勉強を続けてください。
将来きっと、気持ちを打ち込める仕事につけることを希望しています。
頑張ってほしいです。
中医学では
<屈無所曲。怒無所泄。求望高遠不得志>
(屈して曲げる所なし。怒って排泄するところなし。高遠なものを望んで
志を得ず)といい精神疾患に大きく関係していると昔からいわれています。
名をなした人たちはこのギリギリのところを通過できた人たちです。
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