『諸痛瘙痒,、皆属干心』という言葉が中医学にあります。もろもろの痛み・痒みが
五臓の「心」に関係するということです。
「痒み」は繊細な感覚で、心が感知できるということですが、痒みは普段緊張すると、
皮毛はのびやかさを失い気血が表層に到らず身体の痒みを発症します。
「緊張」に関して深く記述された漢方の文章をみたことがありません。
ここでいっている「緊張」はあくまで身体に不利益を与えるものに関し言っています。
「緊張」に関して中医学ではどのように考えたらいいのか自分なりにいろいろ考えて
みました。
「緊張」によってどのような身体の変化がでてくるでしょうか
①呼吸が荒くなる②動悸することがある③手に汗をかく④排尿の回数が増える
⑤滑舌が悪くなる⑥関節、筋肉の動きが悪くなる⑦手が震える⑧頭が真っ白になる
以前、自信のなさ、事前の用意ができていないなど「不安」から緊張はくると
いうことを読んだ経験があります。
中医学でいうとやはり「不安」は「心」に関係しているようです。
呼吸が荒くなる、頭が真っ白になるなども「心」に関係があるようです。
身体が固く動きが鈍く成る、痙攣、震えなどは筋肉が柔軟でなくなることですから
「肝」の血の不足の症状です。
明確に説明できませんが、「心肺」「肝」が影響しているようです。
西洋医学ではノルアドレナリンの分泌が盛んになるということですが、なぜ
このホルモンの分泌が増加するのか考えるのが中医学です。
結論はでていません。
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