中医学で考える脳梗塞の予防

中医学

西洋医学の脳梗塞の予防はもっぱら血小板の凝固抑制により血流のスムーズな流れを
確保すること。また高血圧による血管にかかる圧力を抑え血管を保護しようという
考えです。

血圧の基準値が医師によって違います。血圧の下げすぎは血液の自救作用をなくして
しまうことも考えられます。(血圧を高くするということは、詰まっている箇所の
除去作用でもあります。)

これに反し、中医学では血液を押し出す推動能力をあげ、血流の緩慢な流れや停止を
防ぎ血栓が脳部血管末消にできるのを防ぐことを考えます。

推動力を上げる元気
元気:腎に源を発し、元陰と元陽の気が含まれる。人体の生化の原動力とみなされ臓腑の
機能を活発にし病気にたいする抵抗力をます。

中医学における脳梗塞の予防法
日本人には理解しにくいのですが、伝統医学を勉強していくと納得できるようになります。

①節欲:病は頭部にあるのですが、病気の根っこは下部(腎)の元気にあります。
欲望を節制するのが根本。(セックス過多はよくない。腎精の欠乏につながる。)

②欲望節制の根本は悟道
 悟道:聖賢の書を読み、修練する。(具体的には言えませんが、聖賢の書にはいいことが
書いてあります。読むだけでも少しは人間が変わってくるような気がします。)

③怒りを少なくして、情緒が安定すると発病しない
 (梗塞になった方にお話しをきくと、ストレスが重なったとき発症している場合が多いです。)

④常時指先を動かし、末梢の抵抗を少なくする。

中医学における治療法
脾(水穀の運化機能)、腎(元気を増やし、真陽が精微物質を上昇させる)肝(筋力をあげて、
代謝産物のゴミを排出)つまり脾・腎・肝の機能回復が大事になります。

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